尼崎の南部、臨海地域に位置する尼崎運河。昭和30年、日本で最初の閘門式防潮堤として尼崎閘門(あまがさきこうもん)愛称:尼ロックが誕生。地域を水害から守る「防災機能」だけでなく、工業都市を支える国内の物流拠点港湾としてその役割を担ってきた。 時代の流れとともに、物流機能としての役割は低下しているものの、今も年間約7,700隻もの船舶が行き交う“生きた運河”である。
かつて工都として栄えた水運から、うるおいと安らぎを与える水辺へ。 現在、尼崎運河を核にしたまちづくりの機運が高まっている。
● 尼崎市のゼロメートル地帯。産業の発展と地盤の沈下
その後、工場の地下水の汲み上げにより、地盤が下がり海面よりも低い「ゼロメートル地帯」ができた。尼崎運河は、日本の経済成長に貢献する一方で地盤沈下や公害問題が発生した。
● 水害の教訓から生まれた「尼ロック」