一般財団法人大阪湾ベイエリア開発推進機構
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広報誌『O-BAY』
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繋がってこそ海辺

野田:私は、今、一般財団法人大阪湾ベイエリア開発推進機構さんが進めておられる「なぎさ海道」というシンボルプロジェクトは、全体構想としてはとてもいいと思うのです。しかし惜しいことに、大阪湾のベイエリアは繋がっていません。海岸線がぶつぶつ切れた状態になっています。

山中:海辺を歩いていて、ふと気がつくと一駅二駅を歩いてしまっていた、という感じが欲しいですね。もちろん繋ごうとしていらっしゃるのですが、いろいろな障害があるのだと思います。でも私の住む神戸では、須磨から朝霧まで、駅にすれば4つほどの間が繋がりました。きれいですよ。

野田:1つにはやはり、経済的な面があるのでしょう。例えば高齢の方が好む海辺は、ゆったりとした砂浜と、影を作る並木の下のベンチ。ここでのんびりと散歩したりしたいのです。そして夕日を見て帰っていく。お金は使わないわけです(笑)。ところが若者向けの施設を作ると、お金を落としてくれますから、どうしても海岸線の繋がりではなく、個々のスポット的な施設ばかりが優先される結果になるのでしょう。

山中:大阪湾をぐるっと回る道路があれば、繋がりも出てくるのではありませんか。

野田:都市の道路整備は、特に日本の場合私権が複雑に絡み合って、なかなか難しいものがあります。それに、せっかくベンチに座ってのんびりしたり、散歩したりしていても、そばで車の音がゴウゴウとしていたら、興醒めではないですか(笑)。やはり海辺には、歩いていきたいですね。また大阪湾は、それが可能な立地です。

山中:もう1つ言えば、私が懸念するのは、今も残っている自然のことです。これは極力残したいですね。それをうまく活かしたベイエリアであって欲しいのです。

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